2014年9月29日月曜日

高校生のためのボランティア体験講座

千葉県柏市のさわやかちば県民プラザで行われいる『高校生のためのボランティア体験講座』です。
開会式
この『高校生のためのボランティア体験講座』は災害ボランティアだけでなく、さまざまなボランティア活動を体験することにより生涯学習とボランティア活動に関する理解を深め、今後のボランティア活動に対して意欲的に取り組めるよう企画されたもので、第五回目の災害ボランティアについての講義を担当させていただきました。

講座は午前中は『子供チャレンジプログラム』とのコラボレーションで、高校生と小学生を合わせて約100名の受講になりました。
講座は毛布等を使った「搬送訓練」と「新聞紙からスリッパを作る」と「ハイゼックス炊飯」の実習を高校生と小学生が共同で行いました。

毛布による搬送法
担架による搬送法
新聞紙使ったスリッパ作り
毛布を使った搬送訓練と新聞紙からのスリッパ作りでは身近なものを使ってできることを体験していただきました。
毛布で人が運べる事に皆さん驚いた様子でした。

ハイゼックスを使った非常食炊き出し
調理室をお借りしてハイゼックス炊飯袋を使った炊き出しの実習を行いました。



これが実習で使ったものと同じ型のハイゼックス炊飯袋です。
この袋に規定のお米と水を入れて中に空気が残らないようにして口を輪ゴムで縛り沸騰したお湯で約20分茹ればご飯ができあがります。



ハイゼックスを使った非常食炊き出し
実習ではこの袋でご飯がたける事が驚きだったようです。
味付けに塩昆布や梅干しなど入れてみました・・・・

非常食試食
昼食は出来上がった非常食の試食をしました。
「思ったよりも美味しい」と言う人もいれば、「美味しくない」とか「ご飯が固い」との声もありましたが、「非常食の味に慣れておくことも必要」とか「災害時に食べる事ができるればうれしい」など色々な感想がありました。



午後からは高校生のみで『災害ボランティアセンターの機能と役割』についての講義と実習です。

ボランティアセンター実際や体験談や広島の土砂災害のボランティア活動の話しを交えながらの講義と、災害ボランティアセンターの模擬体験を行いました。





さわやかちば県民プラザ
http://www.kplaza.pref.chiba.lg.jp/plaza/KI_houkoku.html



2014年9月7日日曜日

第35回九都県市合同防災訓練 千葉県会場訓練

9月6日に千葉県南房総市の和田地域福祉センター前を主会場とする「第35回九都県市合同防災訓練 千葉県会場訓練」に参加しました。

訓練概要については下記の通りです。
9月6日(土)8時30分頃、房総半島沖を震源とするマグニチュード8.2の地震が発生し、南房総市では震度6強を記録するとともに建物の倒壊や道路の損壊、電気、ガス、水道等のライフライン機能が麻痺している。 
また、この地震の発生により、特別警報となる大津波警報が発表され、南房総市和田町では高さ8メートルを超す津波が押し寄せ、海岸付近一帯で家屋や車両が巻き込まれるなど甚大な被害が発生した。 

訓練は11時より開始され、先ずは地元のオートバイクラブ「菜の花ツーリングトライアルクラブ」が被害状況の調査活動を開始しました。

訓練
訓練
被災した現場をトライアルバイクの走破性・機動性を生かし、地域の事情を熟知した地元ライダーならではの活動です。

訓練
訓練
訓練
道路上で被災車両を発見し状況確認と通報と交通整理を迅速に行う菜の花ツーリングトライアルクラブのメンバー。


一方、仮想の千葉県社会福祉協議会では、
訓練
訓練 千葉県災害ボランティアセンター連絡会のメンバー
千葉県災害ボランティアセンター連絡会の協議により災害ボランティアセンターの立ち上げが宣言されました。
千葉県災害ボランティアセンターからの依頼を受け、千葉レスキューサポートバイクが緊急医薬品を日本赤十字社千葉県支部の救護所へ搬送を行います。

訓練
緊急医薬品をオートバイに積んで災害ボランティアセンターを出発する千葉レスキューサポートバイク隊。

訓練
バイク隊との無線通信訓練も同時に行いました、本部付隊員よりバイク隊に指示が出され、バイク隊からの情報が入電します。

訓練
日本赤十字社千葉県支部の救護所に到着し、緊急医薬品を受け渡す千葉レスキューサポートバイク。



訓練
訓練
災害ボランティアセンターに救援物資が届き、ボランティアさんの手により物資が運び入れられます。

訓練
訓練
災害により孤立した地域へ救援物資の搬送のニーズを受け、千葉レスキューサポートバイクと菜の花ツーリングトライアルクラブが協力し合い、オートバイによる物資搬送を行いました。


孤立地域への道では橋が倒壊しており、陸上自衛隊により敷設した仮設橋を渡って行く事になります。

訓練
訓練
敷設中の07式機動支援橋です。
敷設は時間の都合もあり本訓練の前日に行われました。
仮設といえども敷設はかなり大掛かりで時間もかかってました。

訓練
訓練
先ずは自衛隊の車両が通過し、その後は県警のオフロードバイクが渡りました。
次に救援物資を積んだオートバイが橋を渡ります。

訓練
訓練

菜の花ツーリングトライアルクラブの先導で救援物資を積んだオートバイが仮設橋を渡ります。

訓練
菜の花ツーリングトライアルクラブと千葉レスキューサポートバイクの共同チームは救援物資を届けに孤立地域へと向かって行きます。




防災フェアでは災害時の記録写真とオートバイの展示しました。

防災フェア

訓練終了後に菜の花ツーリングトライアルクラブの皆さんと記念撮影、今後も連携した活動を展開出来ればと思います。
猛暑の中、訓練参加の皆様お疲れさまでした。



※今回の訓練でご協力いただきました神奈川レスキューサポートバイクの皆様には、この場をお借りしてお礼申し上げます、ありがとうございました。