習志野市総合福祉センター近くに集合してミーティングを行い会場へ向かいます。
今年で5回目を数える災害ボランティアセンター立ち上げ訓練ですが、2年前に行われた同訓練直後の3月11日に発生した東日本大震災でここ習志野市も被災し、3月13日にこの場所で災害対応ボランティアセンターを立上げ延べ567名のボランティアさんが訪れ活動をしました。
本年度の訓練は二部構成で行なわれ第一部の「講演会」は福島県いわき市社会福祉協議会の佐藤裕之氏を迎え「被災地の地域福祉活動から学ぶ、災害ボランティアセンターのあり方について」と題し講演されました。
いわき市は東日本大震災においては、津波による甚大な被害を受けその後の余震と見られる直下型の地震に加え、福島第一原発の放射能問題やそれにまつわる風評被害などを受け、その中での災害ボランティアセンターの運営と災害支援から復興支援活動への移行など、大変貴重な実践活動のお話しを伺う事ができました。
千葉RBも4月から7月までいわき市で災害支援活動に携わってましたが、その当時の記憶が甦ってきました。
昼食は日本赤十字社千葉県支部防災ボランティア第一ブロック奉仕団の炊き出し訓練でハイゼックスと豚汁を頂きました。
少量の水でお米を炊ける袋で災害時に役立ちます。
第二部の「災害ボランティアセンター運営訓練」は長期化する災害ボランティアセンターの運営を通常業務と並行して行う為、少人数の社協職員と災害協定を結んでいる他市社協職員、ボランティアスタッフとでセンター運営することを目的としたコーディネーター訓練を行いました。
想定として発災5日目。災害ボランティアセンター立上げ宣言をして4日目。運営開始から3日目としておりました。
訓練参加者の中から数名が他市社協や災害支援団体からの派遣運営スタッフ役として、残りの参加者は一般ボランティアとして訓練が始まりました。
千葉RBからは2名が派遣運営スタッフ役として、1名が全体の訓練の様子をチェックする役割で協力しました。
以下、災害ボランティアセンターの運営の様子です。
災害ボランティアセンター受付の様子です、開始と同時に大勢のボランティア役が駆けつけました。
ここでは人の案内表示や案内のアナウンスなどので効率よく受付から次のオリエンテーションに人導く工夫が必要です。
受付が終わるとオリエンテーションを行います。ここでは活動においての注意点や必要なことやボランティアの心得などを伝えます。
以下、災害ボランティアセンターの運営の様子です。
ボランティア受付 |
ここでは人の案内表示や案内のアナウンスなどので効率よく受付から次のオリエンテーションに人導く工夫が必要です。
オリエンテーション |
マッチング班 |
続いてマッチングです。
被災した方が依頼した内容(ニーズ)と必要な人数などをスタッフが紹介し、活動でるボランティアはそのニーズを申し受けます。
活動できるボランティアのグルーピングやリーダー決めを行ったりします。
ニーズ班 |
ニーズ班は被災された方からの依頼の受付を行います。
ニーズの管理・調整を行い、場合によっては現地に赴き活動するにあたって危険が無いかなど調査を行ったりもします。
地図班 |
地図班は活動場所やゴミ処分場のなどの地図作成を行います。
マッチングが済んだグループには地図班から活動場所(広域・詳細)の地図を渡します。
資材班・送出し班 |
マッチングが済み、地図を受け取り次は活動に必要な資材・機材を受け取り送出しとなります。
地図をたよりに依頼者のもとへ伺い。依頼された作業を行います。
活動報告 |
作業を終えたボランティアはセンターに戻り活動報告を作成・提出して活動は終了となります。
今回の訓練では指名された運営スタッフ役は事前に知らされておらず、社協職員がどのようにしてコーディネートできるかを考える訓練でしたが、立上げ間もない災害ボランティアセンターで支援するスタッフ役にとっても意味ある訓練だったと感じました。
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